開院1年が経ちました。

当初は前勤務先の患者さんがほとんどでしたが、地域の方々に受診して頂く機会がとても増えました。『家族や友達に聞いて来ました。」と言われると、スタッフ一同嬉しい気持ちになります。何科を受診すればわからないなどの受診でも構いません。まずは御相談頂ける温かいクリニックであり続けたいと思います。

私が思う診療所の果たす役割は、以下の3つと考えております。

まずは【疾患予防】です。心筋梗塞や脳梗塞などに代表される血管障害。また肺癌や胃癌・大腸癌などの悪性疾患。肺炎やインフルエンザなどの感染性疾患。これらは日常生活をきちんと行うことである程度発症リスクを抑えることができます。患者さんの状態・背景・希望を聞きながら、できうる限りのアドバイスを続けていきたいと思います。

次に【疾患の早期発見】です。罹ってしまった病気は早く見つけることに全力を注いでおります。当院で治療可能かどうかを迅速に判断し、それが難しいときは適切な病院に紹介します。

最後に【地域の発展】です。朝の出勤時に患者さんに出会う機会が増えました。挨拶から身体の相談事なども頂きます。気さくにお声をかけて頂けることが多く、うれしい限りです。また、クリニック前は小学生の通学路です。しっかり挨拶してくれる子から恥ずかしがりやさんまで色々な小学生たちに出会います。一瞬の時間ではありますが、微力ながらでも街の安全性向上に寄与できればと思います。

今後とも末永いお付き合いをどうぞ宜しくお願い致します。

2021年11月1日　

きむら内科クリニック　　　院長　木村研吾