コロナウイルスワクチンについて

こんにちは。

院長の木村研吾です。

今日はコロナワクチンについてのお話です。

姫路市においてワクチンの供給量が一時不安定となり、接種を希望された地域のみなさまに御迷惑お掛け致しましたことをお詫び申し上げます。

ここ1~2週間程でようやく、需要と供給のバランスが取れてきたように思います。

ここでもう一度、コロナワクチンについてまとめたデータを簡単に提示致します。患者様とお話する中で、多数の方が気にされていることは、やはりワクチンの副反応のようです。

私自身の感想ですが、

1回目・・・翌日、接種部位が痛い(腫れはなし)。翌々日、ほぼ痛み消失。

2回目・・・翌日の早朝から倦怠感と関節痛(特に下肢)。体温は36.9℃まで。翌日の夕方から症状軽快。翌々日、普段通り。

といった感じでした。

数か月間の間ですが、患者さんに接種を続けてきた感想も加味しながら述べたいと思います。(ファイザー社)

下記は、厚生労働省による報告です。

(令和2年度厚生労働省行政推進調査事業補助金(新興・再興感染症及び予防接種政策推進研究事業)新型コロナワクチンの投与開始初期の重点的調査(コホート調査)-健康観察日誌集計の中間報告)

データによりますと、37.5℃以上の発熱は若い女性に多く見られます。これは実際の臨床現場でも、全く同感です。女性も男性と同量(0.3ml)での接種だからでしょうか・・・。

副反応で発熱が出る方の多くは、接種後12-24時間以内に発熱があり、12-24時間持続するような印象です。

次の日しんどくて、その次の日は問題ないよといった感じです。

従来型のワクチンでこの確率で発熱を伴うものは私の経験上はありません。このmRNAワクチンは従来のワクチンより、しんどいということです。

接種したほうがいいと思いますか?という御質問をたくさん頂きますが、この副反応もしかりですが、長期的なデータもないワクチンですので、返答がとても難しいと感じています。

ニュース・SNSなどで情報が飛び交ってますが、正しい情報を集め、個々の背景(年齢・基礎疾患・高齢者や基礎疾患を有する人への接触程度・職業など)を考えながら各々が判断することが望ましいと考えます。

接種を希望している方への誹謗・中傷や接種を希望していない方への誹謗・中傷はどちらもあってはならないことだと思います。

新型コロナウイルスはなくならなくても(消えてほしいですが・・・)、何らかの形(経口治療薬の普及が期待されます)で終息し、世界中の人がマスクをつけずに従来の生活に戻れる日を切に願います。

きむら内科クリニック
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