いびき・睡眠時無呼吸症候群

いびき・睡眠時無呼吸症候群画像

「日中の眠気」、「眠っている間に息が止まる」、「起床時の頭痛」、「熟睡感が無い」‥‥‥そんなあなたは思いあたる症状はありませんか?
日常的にいびきをかく、いびきといびきの間に息が止まってしまう、そんな方は睡眠時無呼吸症候群(SAS)の可能性があります。

こういった症状は自分ではなかなか気が付きません。

配偶者・友人などに症状を指摘された方は要注意です。

具体的にこういった症状はありませんか?

①眠っているとき

  • いびきをかく
  • 息が止まる
  • 呼吸が乱れる
  • 息が苦しくて目が覚める
  • 朝までに2回以上、トイレに行く

②起きているとき

  • 起床時に頭が重い
  • 眠った気がしない
  • 記憶力や集中力が低下する
  • しばしば居眠りをする(車の運転中も眠気を感じたことがある)

上記の症状は、いずれも睡眠時無呼吸症候群(SAS)によく見られる症状です。

ひとつでも心当たりがある場合、睡眠時無呼吸症候群(SAS)である危険性があります。

睡眠時無呼吸症候群は高血圧、心不全、脳卒中、突然死の原因ともなります。

早めに診断して、適切な診断・治療を受けましょう。

検査方法と検査の流れ

  • ステップ 1:来院(保険証をご持参ください)
  • ステップ 2:医師による問診と検査の申し込み
  • ステップ 3:ご自宅または携帯電話に検査会社から連絡
  • ステップ 4:希望日に検査機器のご郵送
  • ステップ 5:自宅で簡単な説明書に従い装着
  • ステップ 6:検査会社に返送
  • ステップ 7:当院にて結果説明 検査料金は保険診療です。

いびきの検査をして、安心した眠りを取り戻しましょう。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)のよくある質問

Q. 睡眠時無呼吸症候群(SAS)は何科に行けば良いのでしょうか?

A. 呼吸器内科、耳鼻咽喉科で診察をしていることが多いです。

SASは高血圧、糖尿病、脂質異常、メタボリック症候群といった生活習慣病と関連していることが多く、それらの基礎疾患のある方は内科系のクリニックを選択することをお勧めします。

当院ではそれらの病気も合わせて治療をご提案いたします。

Q. SASの検査はどんな検査になりますか?

A. 初診の際に簡易PSG検査をご自宅で実施していただきます。

指に酸素濃度計を、鼻の下にセンサーをつけてご自宅で寝てもらい、翌日返送をしていただきます。

約10日程度で解析結果が出ます。

結果に応じて追加検査が必要な場合があります。

その場合は近隣の連携病院にて睡眠中の脳波と呼吸状態を測る精密PSG検査を1泊入院で実施いたします。

また、ご自宅で行う簡易PSG検査にて、睡眠中1時間に40回以上の無呼吸のある超重症の方は、治療を急ぐため、入院での精密PSG検査を実施せずにCPAP治療を保険で受けることができます。

Q. SASの治療法はどんなものがありますか?

A. SASの治療法には持続陽圧呼吸療法(CPAP)やマウスピース(OA)があります。

睡眠ポリグラフィー検査(精密PSG検査)で1時間の無呼吸の回数(無呼吸指数)が20回以上ある時には、CPAPが保険適応となります。

特に無呼吸指数が30回以上の重症SASではCPAP治療をすることをお勧めします。

無呼吸指数無呼吸指数が15回以下の軽症の方は、生活習慣の是正や枕の使い方(低い枕や横向き枕)の指導を行い、改善をはかります。

マウスピースに関しては効果がある方とない方があり、治療適応があっても、CPAPを継続することが困難な患者様へご提案していただくことがあります。

Q. CPAPとはどんな機械ですか?

A. 睡眠時に鼻マスクを使用し、気道に適切な圧力を加えた空気を持続的に送り込むことによって、気道の閉塞を防いで無呼吸・低呼吸をなくす治療法です。

CPAP(持続式陽圧呼吸療法)は以前と比べ、機械自体も大変小さくなっています。

また装着するマスクも鼻にあてるもの、鼻だけのもの、鼻と口を覆うものとバリエーションも豊富です。

また最近では旅行や出張の際に便利なコンパクトなCPAP(air mini)もあります。

ご自分に合うCPAPを見つけるのも継続治療のためには必要です。

当院では帝人社製のCPAPを処方しております。

今お使いのCPAPが合わないと感じておられる方は一度ご相談ください。

Q. CPAP治療の費用を教えてください?

A. CPAP治療は保険適応で月に5,000円程度(3割負担)かかります。

お薬を出した場合や検査をした場合は別途検査費用がかかります。

当院ではCPAP治療の場合、基本的には月1回の診察をしておりますが、安定している患者さんは2ヶ月に1回の診察としています。

ただし、2ヶ月に1回の診察でも年間の治療費にはほぼ差はありません。

Q. SASは治りますか?

A. 肥満が原因である方は、肥満症の改善などで改善する場合もあります。

ダイエットにより無呼吸が改善し、CPAPを中止できた患者様もおられます。

CPAP治療開始後、患者様の状態をみながら、離脱ができそうな患者様は簡易PSG検査で再評価を提案しております。

検査結果で無呼吸の回数がかなり減っている場合は、CPAPを終了することも可能です。

肥満のない睡眠時無呼吸の患者様も約20-30%程度いらっしゃいます。

痩せ型で小顎の方や舌が大きい方は、長期的なCPAP治療が必要な場合もあります。

きむら内科クリニック

〒672-8043 兵庫県姫路市飾磨区上野田6-3-1

079-280-1110

診療時間
9:00~12:00
(受付9:00~12:00)
15:00~18:30
(受付15:00~18:30)

休診日:火曜日午後・土曜日午後・日曜日・祝日

クリニックマップ
駐車場31台完備